俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

ホルモン処理は、ナスの品質向上に欠かせません。

我家で栽培しているナスの品種は筑陽です。トマトトーンによるホルモン処理が必要な品種です。この処理はかなり手間がかかりますが、しなければナスがずんぐりむっくりとして大きくなりません。ホルモン処理がいらない品種もありますが、樹勢が保ちにくい、実の形が少し劣るなどの理由で導入していません。長門市では大きなナスが好まれる(Mサイスは2Lサイズの6割の価格です。Mサイズでも博多ナスよりも一回り大きいです。)ので、実を大きくしても樹勢や実の形が保てる品種でなければなりません。今は4本立てにする側枝に咲く花なのでトマトトーンをかけるだけですが、側枝からでる脇芽に咲く花は、ホルモン処理と同時に脇芽の先端を摘み取る作業が加わります。

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2日に一回、300~600個の花を処理しています。


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一番果はトマトトーンによる処理をし忘れたかうまく処理できなかったものです。これ以上大きくなりません。ずっと後に実をつけた二番果のほうが追い越しそうです。