俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

本園のナスの定植のポイント

今日10時過ぎに下関市のサンシード山口さんに仕立ててもらったナス(筑陽)の苗が700本届きました。冬場は少しのんびりできましたが、今日からは、戦闘モードです。サンシードさんには毎年苗をお願いしていますが、とても良い苗です。届いてからすぐに植え付けを始めました。母にも少し手伝ってもらいましたが、夕方までに終わりませんでした。明日には終えたいと思っています。本園の定植のポイントは、

①植穴の間隔は50cm。4本仕立てでは、これ以上狭くできない。また、広くすると反収が落ちる。脇芽をとらずに芽を伸びたいだけ伸ばして実をならす栽培では、もっと広くしないとあっという間にジャングルになって樹が弱って収穫期が終わってしまいます。

②定植の3日前に、十分灌水し、前日までに植穴をあけておく。灌水直後は土がべちょべちょになって植穴があけにくいです。

③植える前ポットの土に十分水を吸わせる。水は、200倍の液肥とする。

④不要な葉と芽をかぐ。泥がついた手でしないこと。

⑤植える時は花が左を向くようにする。植えた後、ぐらつかないように苗の右側に支柱を立ててクリップで固定します。右利きなので。定植するときの苗の向きには諸説ありますが、どの説が正しいのかよく分かりません。また、この方法でも困っていません。

⑥苗が土よりも少し高くなるように、植穴に土を入れて高さを調節する。

⑦まわりの土を少しよせて手でぐっと押し込む。ポットの土と畑の土がよくなじんで、根が伸びやすくするため。

⑧まわりの土をよせて少し盛り上がったようにする。その方が根が自然に伸びやすいから。

⑨定植の後は、十分灌水する。夜間の地温があまり下がらないようにするために、午前中のうちにする。

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.高齢の母も半日ほど手伝ってくれました。年はとっても作業は速いです。畝が広いので、板をしいて足をのせて作業をします。

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支柱を右に立てる(右手が使えるように)ので、花は左向きです。

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一番果の下の大きな芽は、主枝の候補なので、必ず残します。

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植える前に、水(200倍の液肥)をたっぷり吸わせます。