俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

長門市の天然記念物「八王子山の樹叢」その2

八王子山の特徴は、看板に記載してあるとおりです。ホルトノキは熱帯から亜熱帯に分布する南方系の樹木です。太平洋側では千葉県南部(房総半島)が北限とされており、日本海側では、北長門海岸に属する萩市が北限とされています。葉や樹形がヤマモモとよく似ていますが、一年中落葉するのでちらほらと赤い葉が見られるのが特徴です。熊本市など温かい地方では、街路樹にも使われています。この叢林には巨樹はありませんが、スダジイやタブノキは幹回りが3mくらいあります。また、ホルトノキと同様に北長門海岸を北限とするハマセンダンも自生しています。

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トベラ(画像)やハマビワなど、海浜姓植物がたくさん生えています。

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幹回りが2m近くあるイスノキも生えています。人に植えられたのかどうかは不明です。

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所々樹種名の札がついています。ずいぶん前ですが、樹種の同定をお手伝いしてできたものです。

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山頂近くにある祠(王子社)の手前がスダジイ優先群、奥がホルトノキ優先群となっています。