俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

ボケナス(つやなし果)を防ぐにはコツがあります。

ハウス内は日中には40℃近くなります。外も30℃を軽く越えていますが、ハウスから出たときはとても涼しく感じます。そのような時期はボケナス(つやなし果)がとても出やすく、農家の悩みの種です。両親は、多少つやがなくなってもある程度大きくしてから収穫していましたが、今はできるだけつやがなくならないように努めています。

我が家の工夫は2点です。

①つやがなくなる前に収穫する。もう一日おいていたらつやがなくなりそうだと思ったら、小さくても収穫します。

②畑の水切れを防ぐ。果実の重みで茎が折れ曲がるだけでつやがなくなります。水分が果実にうまく届かないからです。根が弱った株の果実もつやがなくなります。「なすび畑は長靴を履いて入れ。」と言われるくらい水が必要です。晴天が続く日は毎日灌水しています。

ナス畑の様子です。定植してから5ヶ月で、人間で言えば50歳くらいの樹です。反収で10トン出荷しました。農林事務所の方に「とてもきれいに作ってありますね」とほめていただきました。この歳になってもほめられると嬉しいものです。