俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

タバココナジラミが我が家の畑でも悪さをしているようです。

毎年野菜につく害虫に悩まされます。農薬を使った防除はできるだけ少なくしていますが、頼らざるをえません。

コナジラミは数十年前に農産物や観葉植物などに紛れて海外から入ってきた外来生物です。野菜の葉の汁を吸って植物を弱らせるだけでなく、吸汁によって病気をまん延させます。さらに糞などの排泄物が大量に葉について、すす病などが発生します。高温が苦手なので、ハウス内が35℃を越えるような夏季は発生が少ないのですが、気温が下がる秋から多く発生するようになります。暖かい場所が好きなので、温室でよく見られます。

さて、先日同じ地区でナスを栽培されている知人が、「コナジラミの防除をしても薬が効かない。」と話されていました。実は我が家も同じで、前回「モベントフロアブル」を散布しましたが、コナジラミが減った様子がありません。この農薬はオンシツコナジラミには効くのですが、ネットで調べたらタバココナジラミの成虫にはあまり効かないようです。昨年市内の田屋地区のトマト農家さんが、「タバココナジラミが悪さをして困る。」と言っておられたのを思い出し、農薬をかえて防除をしました。今回使ったのは、「ベストガード水溶剤(成虫対象)」と「アプロード水和剤(卵、幼虫対象)」です。その効果はあったようで、防除の翌日にはほとんど(全くいなくなったわけではありません)姿が見えなくなりました。

白い小さいのがコナジラミです。肉眼ではオンシツコナジラミなのかタバココナジラミなのか分からないくらい小さいです。2枚の羽の間に隙間があるので、タバココナジラミだと思います。