今日、NHKの「クローズアップ現代」で、ふるさと納税によって都市部の税収がかなり減っているのは不公平だと小池知事がおっしゃっていました。私は現職時代に萩市と長門市の小中学校関連の予算編成に関わったことがありますが、両市とも子どもたちのためにかなりの割合の予算をさいていました。そうやって一生懸命に育てた人材の多くが都市部に流れていき、その地域を支えているのです。東京都の出生率は1.0を切っており、地方からの若者の転入に支えられているのです。そちらの方が不公平ではないかと思うのは私だけでしょうか。
ふるさと納税による収入は、長門市のような地方の子育て支援や教育の充実にも使われています。また、ふるさと納税によって地域の産業が活性化すれば、働く場所も増えます。ふるさと納税が減収して、地方で大きな課題となっている少子高齢化がますます進んでいけば、地方から都市部への人材供給の流れも細くなってしまいます。この最近、東京都の区部の就業者数が減少に転じていますが、それがさらに進むのではないでしょうか。
さて、今日、1月14日、福岡県と佐賀県のゴジラを見に行きました。今回は、福岡県筑前町の安の里公園にある稲わらで作ったゴジラです。鉄骨と材木でつくった骨組みにわらを巻いて作ったものです。高さが約10mあり、ギネス記録に認定されているそうです。周囲に高い建物がないので、近くまでたどり着けば、すぐに見つけることができます。夜間にはライトアップもされます。惜しいですが、3月には解体されるそうです。
このゴジラの存在は、NHKの番組である「こころ旅」で知りました。渡辺謙さんが火野正平さんのピンチヒッターとして筑前町を走られたときに、この公園に立っているゴジラを見かけて立ち寄られた様子が放映されたのです。