俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

長門市も市場での野菜の競り値がとても安いです。

野菜が全国的に安いと言われています。我家では11月末までカブ(量は昨年の1/3です)を長門地方卸売市場に出荷していました。昨年よりも3週間程度播種を早くしたので、11月上旬から出荷を始め、11月末には7割方収穫を終えました。播種を早めたのは、12月に入ると価格が大きく下がるからです。昨年のこの時期は、一つ一つボードンの袋に入れて出しても1個35円でした。今年は、それが1個10円です。袋代を引くと、1個数円になります。11月前半は、まずまずの値がついたのでねらい通りでしたが、11月末に暴落してからは出荷を見合わせています。12月に入って、カブばかりでなく、ハクサイ、キャベツなどの葉物が暴落していると知り合いの仲買の方が言っておられました。11月まで温かかったのか、野菜の太りが例年よりもよかったようです。両親によると、以前大根をハウスで作って市場に出したら1本1円だったことがあり、仕方なくたくさん廃棄したそうです。農作物は相場なので、よくない時もあればよい時もあるので「こんなこともある」と考えるようにしています。

今は、カブはあまり残っていませんが、センザキッチンやひよこの店で買っていただいています。

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センザキッチンやひよこの店に出すカブです。買っていただけるように荷のつくり方を工夫しています。