俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

ナスの主枝の葉がもうすぐほとんどなくなります。

収穫が始まって2か月半、ずいぶん葉の数が減ってスカスカになってきました。中段より下の実の収穫をほとんど終えたからです。我家では、ナスの枝葉や脇芽管理を次のようにしています。

①主枝の実を収穫したら、それよりも下の葉は全てかく(取り除く)。(ナス収穫した実よりも下の葉は役割を終えたため)

②側枝の実を収穫するときは、一番下のわき芽を残して枝ごと切り取ってからヘタを切り取る。(一番下の脇芽は、次の側枝になって実をつけるため)

③脇芽がのびて側枝になったら、花の上の葉を1枚残してその先の芽をかく。さらに、一番下の脇芽以外の脇芽もかく。(1本の側枝には1個しか実をならせない)

④弱い側枝はかいて、強い側枝(強くての数が多ければかく)のみ残す。

このような管理はとても手間がかかりますが、それは次のメリットがあるからです。

①樹全体の様子が見えやすくなってトマトトーン処理や収穫等の管理がしやすい。

②実に太陽光が当たりやすくなり、色つやがよくなる。

③下の脇芽や側枝の葉に太陽光が当たりやすくなる。

④風通しがよくなり、病虫害の発生が少なくなる。

⑤防除の時、薬剤がすべての枝葉にかかりやすくなり、また、薬剤や散布時間も少なくて済む。

⑥不要な枝葉による負担がなくなって長い期間樹勢を保つことができるので品質の良い実を収穫し続けることができる。(枝葉や脇芽の管理をしなければ、すでに収穫期間を終えていると思います。我家では、11月まで収穫しつづけるつもりです。)

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側枝の実は、一番下の芽を残して枝ごと切り取ります。

 

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収穫した主枝の実よりも下にある葉はすべて切り取るので、側枝の葉しか残らなくなります。