今日は節分なので、鬼にまつわる絵本を選びました。ある村の浜に流れ着いた鬼を村の娘が助け、介抱や世話をします。鬼はお礼に岬にいっぱいきれいな花を咲かせたり大漁をもたらせたりします。初めは鬼を忌み嫌っていた村人たちもそれが鬼のおかげだと知り、秋祭りにも招かれるようになりました。やがて娘がとなり村に嫁ぐと鬼もいなくなりましたが、それからも花や大漁は続きました。村人は鬼に感謝して秋祭りを「鬼まつり」と名付けて鬼をしのんだというお話です。この「鬼まつり」は、創作民話でですが、鬼から力をもらって無病息災や豊作を願う鬼まつりは日本のあちこちにあるようです。
読み聞かせの時間は１０分ですが、時間があるときのためにいつももう一冊用意しています。今日は「さるじぞう」を用意しました。
