今日は、長門市文化財保護協力員の研修会として、巡回展「発掘された山口」記念講演会に参加しました。演題は「陸の遺跡と水中の遺跡」で、講師は山口県埋蔵文化財センターの元次長である河村吉行氏です。
陸上にある遺跡は長門市にもたくさんあり、ヒストリア長門にも出土品が多数展示してあります。ですが、水中にある遺跡はあまり馴染がなく、専門的なお話を聞くのは初めてでした。お話によると、日本の水中(海底や湖底などにある)遺跡は約400カ所あり、長門市では油谷湾の伊上周辺(詳細は不明)にあるそうです。
水中遺跡の定義や発掘することの意義などの説明のあと、全国の代表的な水中遺跡について詳しくお話しいただきました。画像の開陽丸は、そのうちの一つです。
講演の中で、多くの遺跡が営利目的で荒らされ、貴重な遺物がネットオークションなどで売買されているのがとても残念だ、インディジョーンズはヒーローのような描写がしてあるが、文化財保護の立場からすればとんでもないやからだと言われていました。