俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

9月初めごろから稲刈りを始めます。

小原地区では稲刈りを終えた田んぼがちらほら見られます。我が家の田んぼはまだ刈れませんが、9月上旬から稲刈りを始められそうです。田んぼに張った水も数日前(まわりのベテラン農家さんよりも数日遅いです)から落として、田んぼを乾かしています。まだじるい(ぬかるんでいる)部分がありますが、何とか間に合えばと願っています。

今年はサルにイネの穂をしごきとられた場所が少しだけありますが、今のところイノシシなどによる被害はほとんどありません。ただ、肥料、燃料、電気、農薬の経費が恐ろしいくらい高騰しています。肥料について言えば、これまでよりも6割くらい高騰してるのではないと思います。農業機械の減価償却を含めると赤字額は年々膨らむ一方で、毎年野菜による収益などから赤字額を補填している状態です。我が家は10年以上米価を据え置いていますが、どうしたものかと頭を悩ませています。

それでも、米づくりは続けるつもりです。先祖が守り残してくれた農地を守り続けたいという思い、おいしいと喜んでいだだいたときの幸せな気持ちなどお金には代えられないものがたくさんあるからです。

※農林中金総合研究所の試算によれば、2023年は全国の98%のコメ農家が赤字となり、特に小規模農家ほど経営が厳しくなって稲作を続けていけなくなるだろうとのことです。

ナスを植えているハウスの下の田んぼです。熟れ色がついてきました。来週から畔の雑草を刈っていきます。