今実をつけているナスの収穫ピークが終盤に近付き、実が少なくなった株からは次の実をならせる脇芽がたくさん芽吹いて花を咲かせようとしています。まだ田んぼの草刈りが半分以上残っているので、草刈りと同時進行で脇芽の整理をやっていきます。
さて、我が家のナスの一か月は人間でいうと10年に当たります。3月に定植しているので、今は40歳前後の働きざかりというところです。これから収穫するナスは、主枝に身をつけたもの中心から側枝に実をつけたもの中心へと移っていきます。今は、両方の実を収穫しているので、7月いっぱいまでがナスが一番実をつける時期となります。
でも、7月はナスのセリ値が一年で一番安くなります。家庭菜園のナスがたくさんとれるからです。6月中旬からは毎週のようにセリ値が下がっていき、7月には5月下旬の半値になってしまいます。消費者にとっては一番ナスを買いやすい時期ですが、生産者にとっては辛い時期となります。例年、8月に入ってからは少しずつセリ値が持ち直していくので、しばらくの辛抱です。