俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

ナスは40歳前後の働き盛り、でも辛い時期がやってきます。

今実をつけているナスの収穫ピークが終盤に近付き、実が少なくなった株からは次の実をならせる脇芽がたくさん芽吹いて花を咲かせようとしています。まだ田んぼの草刈りが半分以上残っているので、草刈りと同時進行で脇芽の整理をやっていきます。

さて、我が家のナスの一か月は人間でいうと10年に当たります。3月に定植しているので、今は40歳前後の働きざかりというところです。これから収穫するナスは、主枝に身をつけたもの中心から側枝に実をつけたもの中心へと移っていきます。今は、両方の実を収穫しているので、7月いっぱいまでがナスが一番実をつける時期となります。

でも、7月はナスのセリ値が一年で一番安くなります。家庭菜園のナスがたくさんとれるからです。6月中旬からは毎週のようにセリ値が下がっていき、7月には5月下旬の半値になってしまいます。消費者にとっては一番ナスを買いやすい時期ですが、生産者にとっては辛い時期となります。例年、8月に入ってからは少しずつセリ値が持ち直していくので、しばらくの辛抱です。

成長の良いナスは、エスター線を超える高さになりました。

エスター線の辺りで主枝を敵芯します。

実が少なくなったり敵芯をしたりすると主枝の下部からたくさん脇芽が吹いてきます。

力強い脇芽を残して、他の脇芽は(下の小さな脇芽を残して)摘み取ります。大きな葉の下に隠れていた脇芽に日が当たるようになりました。

一本の株でこれだけの脇芽を摘み取りました。