俵山本田農園だより

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メダカ豆知識:メダカを暑さから守る工夫

本日、ひよこの店にメダカを出品しました。お買い上げいただいたメダカたちが元気に育ってくれることを祈っています。なお、メダカが入った袋の水温が高くならないように、8時前には、残ったメダカを持ち帰り、水槽にもどしました。12日(月)に、水温対策をして、残ったメダカをもう一度出品します。

さて、連日の猛暑で、外に置いていた水槽などの水温が高くなりすぎて、メダカたちが弱ったり死んでしまったりすることをよく耳にします。メダカは水温が38℃を超えると、急に弱るという情報もあります。そのようなことがないようにするための簡単な工夫や注意点を紹介します。

①水槽の水面に発泡スチロールを浮かばせる。白い発泡スチロールが太陽光を反射し、水温の上昇を抑えます。特に、底の水温の上昇(今朝の水温は26℃でした)が抑えられ、表層温度が高すぎるときは、水温が低い底の方に避難することができます。また、発泡スチロールは、メダカが隠れやすく、ストレスも少ないと思います。すだれをかける方法もありますが、せっかくのメダカが見えなくなってしまいます。

②水をかき混ぜない。かき混ぜると、全体が高温となり、快適な水温帯がなくなってしまいます。

③急に冷たい水を注がない。少し水がぬるくても、メダカが元気に泳いでいれば大丈夫です。メダカは急な水温の変化に弱いので、水温を下げようと思うときは、あまり冷たくない水を少しずつ注ぐようにします。

④水槽の水は多い方がよい。水は比熱が大きく、温まりにくく冷めにくい性質があります。水量が多いほど水温が上がりにくくなります。朝の涼しい時間帯に汲み置きの水を補充してやるとよいです。

⑤午後の日差しが当たる場所には水槽を置かない。昼には水温がかなり高くなっており、午後の日差しによってさらに水温が上昇します。水槽が小さかったり浅かったりする場合は、午前中であっても直射日光が当たらない場所がよいです。

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8月10日午後2時(気温32.8℃)の時の水槽の水温