俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

俵山湯の家の小規模グループケア施設の見学会に参加しました。

昨日俵山湯の家の小規模グループケア施設の見学会に妻と二人で参加しました。俵山湯の家は、長門市社会福祉協議会が運営する全国でも珍しいタイプの児童養護施設です。俵山の人たちの児童への温かいまなざしの中で運営されています。職員の方々は、児童たちの自主性を大切にしながら、児童一人一人の幸せと自立を目指して日々取り組んでおられます。湯の家の児童たちは、俵山温泉祭や地区運動会などの地域行事にも積極的に参加して地域の活性化にもよく貢献してくれています。私は、俵山湯の家が設置する「苦情解決委員会」の委員として案内をいただきました。

画像の施設は、国による児童養護施設の小規模化及び家庭的養護の推進事業によって本館の隣に新しく開設されたものです。一グループ6人定員で生活し、それを職員が支援します。グループは異年齢による縦割りで、上級生がリーダーシップを発揮して下級生の面倒をみたり指導をしたりします。担当の職員がついておられ、家庭的な雰囲気の中で生活できるようにしてあります。施設の中には、お風呂などの他台所もあり、共同で調理と食事をします。自分たちで買い出しをする曜日もあるそうです。部屋は個室で、プライバシーも十分保護されています。

下画像の左が男子児童用のグループケア施設「星の家」、右が女子児童用の施設「たんぽぽの家」です。これとは別に、湯町の空き家を借りたグループケア施設「こだまの家」があります。読まれてピンときた方がたくさんおられると思います。施設の名前は、金子みすゞさんの詩のタイトルから引用されたものです。職員の方々の温かいまなざしと児童たちの幸せを願う思いがよく伝わります。

なお、亡き父の会葬礼状には、「香典返しの義は長門市社会福祉協議会に金一封を贈りこれに代えさせて戴きます」と記載しました。今回の見学会に際して、俵山湯の家に寄付させていただきました。

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左が男子児童用の施設「星の家」、右が女子児童用の施設「たんぽぽの家」です。