俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

深川地区の山は、9000万年前にできた凝灰岩でできています。

深川小学校の6年生に、深川地区の大地の成り立ちについて授業をしました。その中で、深川地区の山が9000万年前(白亜紀後期)に起きた激しい火山活動によって噴出された火山灰などが厚く堆積してできた凝灰岩(デイサイト質凝灰岩だと思います)でできていること、それが風化してできた赤土の中に石英などの粒(鉱物)が見られることがその証拠だと言うことを説明しました。児童たちは解剖顕微鏡で観察して石英や長石などをすぐに見分けることができ、「本当に火山活動があったんだ。」と実感していたようです。

営農センター近くの赤土は凝灰岩が風化してできたものです。ここで、赤土を採取しました。

採取した赤土をにごりがなくなるまでひたすら洗います。1時間以上かかりました。

顕微鏡で観察すると、石英、長石、角閃石、磁鉄鉱の他、焦げ茶色の丸みがある砂粒(噴火のときに元々あった土砂が一緒に吹き上げられた?)が見られます。

只の浜では、木やカニの巣穴の化石を見つけることができます。また、近くの境川は貝化石が見らます。開作から油谷にかけて3000万~2000万年前に堆積した地層(日置層群)が広がっており、化石が多く見つかっています。