俵山本田農園だより

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土壌分析から、ハウスの土壌が改善されつつあります。

先日長門農林水産事務所に依頼していたハウスの土壌分析の結果が分かりました。今年は分析器が故障していて各養分の詳細な分析はできませんでしたが、それでも貴重なデータをいただきました。農林事務所の担当の方には、分かりやすく説明していたでき、ありがとうございました。硫酸根などが残る肥料(硫安、硫マグ、塩化カリなど)は極力使わず、栽培が終わった後は、しっかり灌水して集積した塩分等を洗い流すことによって、ECがかなり改善されたことがわかりました。といってもほとんどのハウスは基準オーバーです。畑に有機肥料をしっかりやることで保肥力と団粒構造が高まっているので、栽培できているのだと思います。ECが高いと、植物に必要な養分や水分の吸収が阻害されやすくなります。露地であれば、雨水によって不要な養分や塩分などが洗い流されるので、心配はありません。

E・F棟は、ECが高いままで、硫酸イオンもかなり残っています。水の便が悪くて灌水チューブで十分な灌水ができないことと、山手側から水がしみ出て排水もよくないために、長年硫酸根などがたまり続けているからです。春植えのくりまさるの収穫を終えたら、一度水田んぼにする予定です。また、少しでも排水をよくするために、山手側の手掘りの溝をさらに深くしようと考えています。

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