俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

畑の土壌診断の結果が出ました。

我が家は、牛糞堆肥、米ぬか、油かす、骨粉、魚粉、カキ殻などの有機肥料を多めに使っていますが、化学肥料の力も不可欠です。露地(外)の畑であれば、化学肥料に含まれる塩分や硫酸根などは雨水によって洗い流されるのですが、ビニールハウスはそれができません。何もしなければどんどん蓄積していきます。有機肥料によって土の団粒構造が発達して見た目にはとてもよい感じの土ですが、化学的性質は見たりさわったりしても分かりません。そこで、毎年市内にある農林事務所でビニールハウスの土壌診断と助言をいただいています。先日その結果を電話で教えていただき、経年変化を見るためにグラフにまとめました。A・B棟は何十年もナスだけの連作ですが、私が両親から引き継いだ後もよくできています。今週農林事務所に出向いて助言をいただく予定です。

なお、A・B棟はナス(3月定植、11月いっぱいで収穫終了)、C棟は中玉トマト(稲の箱苗作りの後5月に定植、11月いっぱいで収穫終了)、D棟はくりまさる(かぼちゃ)のあとにほうれん草、春菊、人参、ルッコラ、キュウリ、キャベツ、E棟はくりまさるを2作、F棟はくりまさるの後に大根、カブ、白菜を栽培しました。

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PHは、全体的に改善傾向にあり、適正範囲内だとのことです。

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ナスを作付けしているA・B棟のECは、両親が作付けしていた時のレベルに戻りました。他は改善傾向にあります。

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硝酸態窒素も、ECと同じ傾向があります。ナスは(肥料の)多飯食らいなので、追肥を多めにしていることによると思います。