俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

残暑のおかげで、くりまさるがなんとか着果しました。

冬至用のくりまさる、昨日実の下に発泡トレイを敷いてやりました。その数約160枚。いつもなら9月はじめには人工授粉に入るのですが、今年は花がほとんど流れてしまって青ざめていました。つるぼけの状態です。昨年は実が小さかったので、早め早めに子づるを切り取ったのです。そのためにくりまさるの調子が狂ったのかもしれません。一番大きな実がなる一番果が皆無となったのです。

そこで、子づるを切り取るのをやめてつるを伸びたい放題にしてやりました。そうすると、10日くらいから立派な雌花がどんどん咲くようになりました。2週間ほど受粉を続けた結果、少ないながらもしっかりと実をつけてくれました。一番果がだめだったので、実はやや小ぶり(昨年よりも大きい)ですが、美味しいくりまさるを給食などに出せそうです。山の中にある我が家は日照時間が短くて気温も低いですが、残暑のおかげでここまでたどり着くことができました。

来年からは、一番果になる花の受粉が終わるまでは子づるの整理はしないようにします。

つるの景気はとてもよいです。が・・・。もうひとハウスもこのような感じです。

なり首(果梗かこう)がどれも細いです。肉が薄い兆候?