俵山本田農園だより

地域の方に喜んで食べていただけるためのお米や野菜作りの記録です。「農家の知恵袋」「農家のレシピ」「地域のニュース」「メダカ」がお勧めです。

ナスは更新剪定が始まって、葉も実もとても少なくなっています。

もうすぐイネの穂が出ようかというのにまだ毎日のように雨が降って中干が不十分でまいっています。

さて、ナスは主枝の実の収穫が終盤になり、更新剪定(ナスの主枝を切り下げて新しい勢いのある芽(新しい主枝候補)をふかす作業)が始まりました。一般の更新剪定は腰の高さくらいで主枝を切り下げます。これはナスにとっては大手術で、根が弱い株は枯れてしまうことがよくあります。我家では、一気に切り下げるのではなく、収穫しながら少しずつ切り下げていきます。切り下げる高さもへそから胸の高さまでとしています。これでも勢いがある芽(新しい主枝ではなく、側枝になる芽)が吹くからです。つまり、古い主枝はできるだけ残し、側枝になる実を収穫し続けるのです。

今、市場はナスが品薄なのでできるだけたくさん出荷したいのですが、下の写真のようなありさまです。さらに、更新剪定のために花の数もとても少なくなっています。8月いっぱいまではあまり出荷できないと思います。

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左の実を収穫したら上の矢印の所で切り下げ、右の実を収穫したら下の矢印の所で切り下げます。下の矢印でエスター線から30cmくらいの高さです。


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長雨で花が流れた上に形のよくないものは早めにもいだこともあり、実がとても少なくなって寂しいかぎりです。